転職体験談│薬学部を卒業後の給与詳細とキャリアの変遷

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こんにちは。
hugくむLIFE🌿ゆーちゃんです。

プロフィールで簡単に自己紹介をしていますが、今回はもっと詳しく、これまでの経験をお伝えしようと思い、改めて自己紹介の記事を作りました。

今は薬剤師と働きつつ、夫婦でブログを書いていますが、今の生活にたどり着くまで紆余曲折がありました。過去には精神的に追い詰められたり、格安のアパート(隣の人のいびきが聞こえる、入居初日からお風呂が使えない等)で生活をしたりした時期もあり、かなり苦しい時期を過ごしたこともあります。

「薬学部を卒業したら安定した生活を送れそうなのに」と思うでしょうか。
確かにそういった側面もあるかと思いますが、僕の場合は全く違います。大学を卒業して、今に至るまでに7年かかりました。

  • 薬学部への入学を考えている
  • 薬学部卒業後の進路が気になる

上記のような方に僕のリアルを話していこうと思っています。

ゆーちゃん
ゆーちゃん

これまでの給与も公開しながらお話ししていきます!

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これまでの経歴

簡単に経歴をまとめます。

  • 薬学部6年生の時、薬剤師国家試験に失敗(不合格)😢
  • 新卒で薬剤師資格不要の職場で正社員として働く
  • 転職(1回目)をして、製薬ベンチャー企業で1年契約社員として働く←眠れない日が続く
  • 転職(2回目)をして、製薬企業で3年間派遣社員として働く←この間に薬剤師国家試験に合格🌸
  • 転職(3回目)をして、薬剤師として病院で働く←Now

新卒1社目│薬剤師資格なしで社会人になるも早々に将来が不安に

最初の転職のきっかけは、成長できていないことに不安を感じたからです。

僕は、地方の大学の薬学部を卒業しました。しかし、大学卒業時に受けた薬剤師国家試験は不合格(挫折1)。幸い、大学卒業後に決まっていた就職先は資格不要の職場でしたので、薬剤師資格がないまま就職しました。

配属が決まった部署は、なんとプログラミングが必要な部署。大学生のときに全くプログラミングにふれてこなかった僕は必死で勉強しました。

1年半程度経過して少しプログラミングができるようになった頃、まさかの部署異動になりました。移動先の部署は、プログラミングとは程遠い業務内容の部署でした。

委託先の企業の進捗管理をするのが僕の仕事になりました。簡単に言ってしまうと、外部企業の人たちの窓口対応です。仕事は単調で、マニュアル通りに進める業務でした。

変わらない仕事=成長できない自分と思い始めた

部署異動になった後、自分は何も成長していないんじゃないかという思いにとらわれるようになります。大学時代に仲が良かった友人と飲みに行っても、仕事の話をすることはありませんでした。友人のように、楽しい話ができないと思っていました。

きっかけはちょっとした不安からでしたが、薬学部を卒業したこともあり薬を創りたいという思いがあったため、転職活動では製薬会社に絞って転職活動をしました。ですが、大学卒業後、薬関連から離れていたため、名前の知られた有名企業で正社員として採用してもらうことは叶いませんでした(挫折2)

ちなみに、ここでの給与は手取り24万円でした。

2社目│製薬ベンチャーで精神的に追い詰められ不眠に

2回目の転職理由は精神的なものと必然的にしなければならなかったからです。

初めての転職活動では、名だたる企業からお祈りメールをたくさんもらいました。

転職活動を続けて唯一内定を頂けたのは、製薬ベンチャー。
とにかく転職したかった僕は、製薬ベンチャーで1年間契約社員として働きました。

提示された月収は手取り24万程度、契約社員なのでボーナスはありませんでした。

会社としては30人程度の規模のベンチャー企業。自分の直属の上司は社長でした。
ここでは仕事のスピード感や結果・成果を常に求められました

大学卒業後、薬から遠のいていたこともあり、成果を出すことはできませんでした(挫折3)
だんだんと上司(社長)の自分に対する当たりも強くなり、半年経ったころから精神的におかしくなりはじめました。

やめたいのにやめられない悪循環に自信喪失

家に帰ると自然と涙がでてきたり、気分の変動が激しくなったり、夜眠れなくなったりと体調の変化を自分でも明確に感じました。正直このまま働き続けるのは危ないと思いました。

しかし、当時の僕は薬剤師資格を持っていません。半年で辞めても当てがないと思いましたし、転職先を選んだのは自分です。自分で決めて入社した責任感から半年で辞めることはできず、契約期間の1年間は製薬ベンチャーで働き続けることを選びました。

仕事で何一つ成果を上げることができず、契約は打ち切りになるだろうと思っていたので、契約満期の約2か月前から転職活動を始めました。

この会社では挫折したものの、製薬に関する仕事をあきらめきれず、ここでも僕は製薬企業に絞って転職活動をしました。

結果は言わずもがな。正社員としての採用は叶いませんでした(挫折4)

3社目│希望が見え始めたけれど過去最低月収を記録

正社員として企業で働くことは難しく、製薬企業で派遣社員として働き始めました。

大学時代の友人は、薬剤師や大手製薬会社の研究職、公務員などの正社員として働いています。どうしても友人と自分を比較してみじめな気持ちになり、仲が良かった友人と会うことさえも嫌になった時期でした。

これまでの2回の転職活動で正社員になれなかった僕は、このままずっと派遣社員として企業を点々としていくのかなと諦めに似た気持ち。自分に自信なんてみじんもありませんでした。

過去最低月収で働くことに

採用面接の場で提示された給与は、手取りで16万円
過去最低月収です。
分かってはいたものの、転職初月に振り込まれた給与を見たときは、自分は暮らしていけないのではないかと思いました。

派遣社員時代の給与)

当時住んでいたアパートは、家賃4万5千円の1K。
隣人のいびきが聞こえるほど壁は薄く、シャワーを浴びようと蛇口をひねるとなぜか水が排水溝から逆流してくる、そんなアパート暮らしでした。

家賃を払って手元に残るお金は約10万円。
遊びにも、好きだった飲み歩きもできなくなっていき、生活から豊かさが消えていきました

生活がどうにも苦しく、もう全てが嫌になったこともありますが、派遣先の企業で出会った方々がとても良い方ばかりだったのが、転機になりました。

上司のサポートがあったおかげでキャリアを深く考えられた

上司はお金のない僕を飲みに連れ出してくれたり、プライベートの相談にも乗ってくれたりと、僕を気にかけてくれる方でした。

これまでの人生の中で一番キャリア・人生について考えることができる時期になり、僕にとって、この派遣時代の3年間はなくてはならない時間になりました。

例えば、上司はこんなことを僕に言ってくれました。

  • 3年間頑張れば、(成果次第ではあるものの)正社員として採用することもできること
  • 薬剤師として働く選択肢は本当にないのか考えた方がよいこと

入社して1年目は、前職で崩した体調がまだ完全に治っておらず、仕事を覚えることに精一杯でした。
上司との面談は年2回あり、その都度いろいろと気にかけてもらいました。

2年目に入ると結果を徐々に出せるようになり、精神的にも余裕が生まれてきました。
この年に薬剤師資格の取得に再挑戦しました。
仕事から帰宅すると薬剤師国家試験の勉強をする、仕事と勉強の日々が始まります。

勉強の成果もあり、国家試験には合格しました。

3年目の上司との面談で、ついに正社員採用の話が持ち上がりました。
ですが薬剤師の国家資格にも合格していたため、薬剤師にもなれます。

このまま働き続けて正社員採用してもらうか、薬剤師にキャリアチェンジをするかの選択でとても悩みました。職場環境にも人にもとても恵まれた環境で働けていた僕は、このまま働き続けたい気持ちがこの時は強かったです。

この会社で僕は初めてどちらかを選び取ることのできる状況になりました。
思えばこれまでの人生、どう転んでも進むしかない背水の陣の状況から、初めて「自分の行きたい道を選んでもよい」ところにたどり着いたのです。

初めて幸せな人生を夢見ることができた

実はこの頃、結婚相談所に入会して婚活をしていました。

自分のいた部署で働いている人は、全員既婚者。
また、新卒で入社した職場で定年退職された人が独身で、この先どう過ごしたらよいかわからないと呟いていたことも強く記憶にあった僕。

自然と家族を持つことにあこがれを抱くようになりましたが、ご覧の通り僕の人生のほとんどに彼女は登場してきません。
自分の仕事に自信も持てず、恋愛という恋愛をほとんど経験してこなかった僕は、結婚相談所で結婚相手を探し始めました。

さまざまな方と交際をする中で今の妻と出会い、彼女と結婚することを決めました。
当時の僕は東海地方で仕事をしていましたが、妻は東北に住んでいました。
互いにリモートワークできる職種ではなかったため、どちらかが仕事をやめなければいけません。

妻は「絶対に東北を出たくない」と最初から言っていましたので僕が仕事を変えることは明白。
薬剤師の資格を取れたのだから一度は薬剤師として働いてみたいという気持ちもありました。

お世話になった会社。
正社員への道もあった会社でしたが、僕は辞めることにしました。

そして現在、病院薬剤師として働いています。
初めて幸せな人生を夢見ることのできた3社目でした。

まとめ│挫折ばかりの人生で見えてきたこと

遠回り。でもこの経験があったから今の僕がいる

僕の7年間のキャリア人生は、正直言って成功とは程遠いものです。
僕のようなキャリアを歩む人もいるんだと、驚いた薬学科生もいるかもしれませんね。

いろいろと遠回りをしてきたと思います。
それでも僕は自分のこの人生、そう悪くなかったと思っています。

ベンチャーで1年間、派遣で3年間創薬に携わったことで、創薬の現状を知ることができました。
将来のキャリアを選択する際に、創薬の現状を踏まえた上で「薬剤師をするのか」、「創薬に携わるのか」を自分で決めることができたのも、これまでの経験があったからこそ。

この経験をどう生かしていくかは僕次第。
今の僕を作ったこの経験を大切にしたいと思っています。

人生に悩んだときは

キャリアに悩んだとき、友人や両親、職場の上司など、誰かに相談することは良いことだと思います。
話すことで本当の自分の気持ちに気づくことって案外多いですし、話すだけで気持ちがすっきりします。

でも最後は、自分で決めることが大事。
誰かのせいにするのは簡単ですが、自分の選んだ道に責任を持つ。それを正解にしていく。
そうすることで見えてくるものが変わることを僕は実感しました。

また、納得がいくまでやり続けることも大事だと思います。
僕は1回目のベンチャー企業への転職で挫折をしました。
ここで製薬企業への転職をあきらめてほかの職種への転職に切り替えることもできますが、僕はそうしませんでした。

諦めがつくまでは挑戦してみる。
自分があきらめない限りは可能性は無限大ですからね!

人生を投げ出したいときもある

逃げたいときは逃げちゃってください。
人生リセットしたいときは誰にだってあります。

それを逃げだと他人が決めつけて批判することはできません。

どんな選択肢をとったとしても、自分で考えた上での選択であなたが納得しているのであれば、その選択は間違っていません。大正解です。

自分をあまり追いつめず、自分に広がる無限大の可能性に目を向けていきましょうね!

ゆーちゃん
ゆーちゃん

コーヒーでも飲んでまったりしましょう~


以上、僕のこれまでのキャリアの変遷をお読みいただきありがとうございました!

挫折ばかりの転職活動をしてきた僕ですが、今は毎日が幸せです。
そう思えるのは、これまでの経験から得られたものにほかなりません。

誰だって今から幸せになれる!!
僕もまだまだ幸せになれる!
一緒に頑張っていきましょう👊

ゆーちゃん
ゆーちゃん

挫折はすべて養分になる! 明日もゆるっと幸せをつかむぞ~!

hugくむLIFE🌿

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